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正月に飲む甘酒
甘酒といえば、お正月などのイベント時に飲むもので、普段は飲むことがないという方も多いのではないでしょうか。
そんな甘酒ですが、美容や健康に驚くほど効果があると、高い注目を浴びている飲み物なのです。
そこで今回は甘酒ダイエットの効果や方法、レシピについて詳しく取り上げていきます。
甘酒はアルコールを含むものと含まないものがある
そもそも甘酒ってアルコールや砂糖が入っている飲み物じゃないの?と心配される方もいるかと思いますが、甘酒には大きく二種類あり、アルコールが含まれるものと含まれないものがあります。
どちらも栄養価が高くカロリーも同じですが、仕事中にアルコールが含まれているものは飲めないので、米麹から作られたノンアルコールの甘酒をオススメします。
甘酒ダイエットとは?
甘酒は「飲む点滴」と評価されるほどで、たくさんの栄養素を摂取しながら無理なく痩せることができます。
痩せたいけど運動をする時間がない人、厳しい食事制限や不健康な痩せ方はしたくない人、色々試すけどいつもうまくいかない人には特にオススメです。
甘酒はカロリーが高い?
ダイエットをする方がとても気になる、カロリーはどうなのでしょうか。
栄養素に対してカロリーは低い
一般的に甘酒のカロリーでよく言われるのは、100gあたり81カロリーです。ただし、酒粕から作られた甘酒には砂糖がたっぷり入っており、これ以上のカロリーとなってしまうので気をつけて下さいね。
ダイエット中に毎日何杯も飲むものとしては、カロリーが高いと思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、豊富な栄養素に対してこのカロリーはかなり低いと言えるのではないでしょうか。
甘酒ダイエットはどうして痩せるの?
ではなぜ甘酒は痩せるのか、甘酒に含まれる栄養分とその効果について詳しく紹介します。
ビタミンB郡が沢山含まれている
ビタミンB群は、体内の糖質をエネルギーに変えるために大切な代謝作用があります。甘酒には、ビタミンB1、B2、B6、イノシトールなどのビタミンB群がたくさん含まれているため、体内に糖質がたまるのを防ぐことができます。
また、イノシトールは血管や肝臓の脂肪の流れを良くする働きがあり、肝臓に余分な脂肪がたまるのも防ぐこともできます。結果的に、これらの栄養素の働きが身体全体の新陳代謝を高めてくれるので、カロリーを消費しながら痩せ体質になることができるのです。
酵素が沢山含まれている
甘酒には、代謝に関わる酵素がなんと100種類以上も含まれています。特に、脂肪分を消化してエネルギーに変えてくれる酵素の「リパーゼ」には、皮下脂肪や内蔵脂肪を燃焼する効果があると言われています。
酵素α-グルコシダーゼが生成する「α-エチルグルコシド」という物質には体重増加を抑制する効果があり、腸の働きも活性化されます。腸の健康は、溜まった老廃物や毒素の排出を助けてくれるのでダイエットに大きく貢献してくれますね。
アミノ酸が豊富
甘酒には、体内で合成することができない、トリプトファン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・トレオニン・バリン・ロイシン・イソロイシン・ヒスチジンの9種類の必須アミノ酸をはじめ、その他のアミノ酸が豊富に含まれています。
オリゴ糖や乳酸菌が豊富
腸内環境が整うと、腸の活動も活発になり便通がよくなります。それだけでなく、代謝や循環作用もあがるため、痩せやすい体質となります。
甘酒に含まれる乳酸菌は、「植物性乳酸菌」と呼ばれ、胃酸や胆汁に強いので生きて腸まで達する確率が高いと言われています。そのため整腸作用と便通改善効果が期待できますね。
さらに、大腸まで届く「オリゴ糖」により、腸内でどんどん善玉菌を増やしてくれます。それが整腸作用にも貢献してくれるのです。
満腹感で食べすぎを防ぐ
甘酒が甘い理由のひとつであるブドウ糖は、すぐにエネルギーに変わるという優れた一面もあります。身体はまずブドウ糖をエネルギー源として使い、ブドウ糖がなくなったら脂肪を燃焼してエネルギーにします。
そして、ブドウ糖をとるとすぐに血糖値を上昇させることから、満腹感を得ることが出来ます。小腹が空いた時に飲むのもオススメです。
甘酒ダイエットの効果
甘酒ダイエットをすることで、痩せる以外にどのようなメリットがあるのでしょうか。
甘酒には沢山の栄養が!
先程から何度か出てきましたが、甘酒にはダイエット以外の効能も期待できます。
「飲む点滴」と言われている程なので、体が健康になる栄養素がたっぷり含まれているため疲労回復はもちろん、女性であれば誰もが気になる美容効果もバッチリです。
また、米麹から作られた甘酒の原料である麹にはシミや美白など肌に嬉しい効果も持っているので、肌も綺麗になるという嬉しい要素も詰まっています。
便秘解消に
そして便秘解消の効果により、便秘のせいで肌が荒れるというトラブルも少なくなります。
甘酒ダイエットのやり方
無理なくキレイに痩せることができる甘酒ダイエットのやり方を紹介します。
朝ごはんの代わりに甘酒を飲む
いつ置き換えても良いのですが、オススメは「朝食」です。
甘酒には必須アミノ酸やビタミン、酵素などが豊富に含まれているため、エネルギーを効率よく吸収することで、一日中疲れることなく快適に過ごすことができるのです。
絶対に朝がいいわけではない
ただし朝が1番良いというわけではないので、自分に合った方法を探してみましょう。
よりダイエット効果を高めるための方法
次に、より効果を上げて痩せたい方にオススメのダイエット法を紹介します。
生の甘酒を選ぶ
生の甘酒とは、熱殺菌処理や甘味料を一切使用してないものです。特に生の甘酒には酵素がたくさん含まれているので、ダイエットに向いていると言えます。
しかし、市販で売っている甘酒のほとんどは加熱してあるため、ビタミンが変成し、微生物も死んでしまい、酵素の働きもなくなってしまいます。そこで自分で生の甘酒を作ることをオススメします。
生甘酒のつくり方
材料は水と麹だけ。麹には乾燥のものと生のものがありますが、どちらでも構いません。
1. お水と麹を混ぜ合わせます。混ぜる分量の比率。お水: 乾燥麹 = 2:1 お水: 生麹 = 1:1
- 発酵器の温度を60℃、保温時間を4時間にセットする。
-
出来上がったら冷ましてから冷蔵庫で保存しましょう。1週間以内に使い切るようにしましょう。
麹とお水に「お粥」を加えて生甘酒を作ることもありますが、それはお粥を入れることで分量を増やすためです。お粥なしで作った方が甘みが増すだけでなく早く作ることができます。
酒粕で作られた甘酒はNG!
酒粕で作られた甘酒にはお砂糖が入っており、カロリーも高くなってしまうので、できるだけ米麹で作られた甘酒を選びましょう。
糖質が入っていないとはいえ「ブトウ糖」が含まれているので、ブドウ糖による甘みと、お米から引き出される自然な甘みもありますから、味に関しても心配はありません。
玄米甘酒にする
最近では「玄米甘酒」が美容と健康におおきな効果を出すだけでなく、優れたダイエット効果を発揮することが知られ、大きな注目を浴びています。
普通の甘酒と玄米甘酒の違いは材料で、玄米甘酒は玄米と糀から作られています。シミやクスミの予防に良いとされる抗酸化成分も含まれ、老化を予防するアルブチンやフェルラ酸などの美容に嬉しい成分も含まれているのです。
リバウンドを避けるために三週間は続けよう!
リバウンドを防止するために「毎日続ける」ことが必要です。毎日続けるために、自分にとって一番飲みやすい時間と場所を決めてみましょう。とにかく「続ける」が重要なポイントになります。
リバウンドを繰り返してしまうと太りやすく痩せにくい体質になってしまうので気をつけましょう。
リバウンドする原因は幾つかありますが、満腹中枢を刺激する「レプチン」という物質が関係していると言われています。ダイエットが中断されて通常の食事の量に戻ったとき、レプチンの量が再び増えて安定するまでには約1カ月程かかります。
この1カ月の間はレプチンの量がまだ少ないので、食事の量を元に戻してもなかなか満腹感を感じることができず、食べ過ぎてリバウンドする方が多いです。甘酒ダイエットは、1食を置き換えるので、リバウンドに気をつけなければなりませんね。ダイエットを終えても1カ月は油断禁物です。
まとめ
栄養が豊富に含まれ、健康的に無理なく痩せることができる甘酒ダイエット、皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。